バス専用レーンをうっかり走ってしまい罰金...など交通違反にも日本とは異なる点があるNZ。一般的な現地の交通違反と罰金の内容を簡単にまとめてみました。常に交通ルールを守り安全運転を心がけたいものです。
走行速度が制限速度を超過した場合は罰金が課せられ、超過速度に比例して罰金は高くなります。
時速10km以下 $30
時速10km〜15km $80
時速15km〜20km $120
時速20km〜25km $170
時速25km〜30km $230
時速30km〜35km $300 etc
制限速度違反
特別車両レーンには必ずマークが付けられており、そのレーンへのアクセスを制限する標識(T2/T3・バス・バス専用・サイクル等)があります。自治体や交通機関ではCCTV映像を使用し許可されていない車両の通行者に違反切符(罰金$150)を発行しています。尚、左折して私道や脇道に入る場合は50m走行できます。
特別車両レーン走行
運転中にスマホを手に持ち、通話・メッセージ作成や送信・SNSやWebサイトの閲覧・ゲーム・ナビ操作・ビデオ撮影等の行為は違反になり罰金$150と20点の減点となります。信号で停車している時も例外ではなく周囲の状況は一瞬で変化する可能性があるため常に注意を払う必要があります。
運転中のスマホ使用
自治体の条例に違反して道路に駐車しメーターなどで定められた時間を超えて駐車した場合は罰金が課せられます。罰金の額は超過時間に比例して増えていきます。
30分以内 $20
30分〜1時間以内 $25
1時間〜2時間以内 $36
2時間〜4時間以内 $51 etc
駐車違反
NZでは車に乗る人全員がシートベルトを着用することが法律で義務付けられています。15歳未満がシートベルトを着用していなかった場合は責任がある運転手に罰金$150が課せられますが、15歳以上がシートベルトをしていなかった場合は運転手ではなく本人に同額の罰金が課されます。
シートベルト着用
運転中は常に運転免許証を携帯しなければなりません。違反した場合の罰金は$55ですが、免許を持った運転手であることを証明するため72時間以内に警察署に行くよう求められる可能性があります。車上荒らしや車の盗難被害に遭った場合、悪用される可能性があるため免許を車内に保管しないことが推奨されます。
運転免許不携帯
20歳未満はお酒を少しでも飲んで運転したら違法です。20歳以上は呼気1Lあたり250μgを超える、または血液100mlあたり50mgを超えるアルコールを摂取している場合は運転してはいけません。違反すると初犯でも3ヶ月の禁固刑・最大$4500の罰金・6ヶ月以上の免許停止が課せられる可能性があります。
飲酒運転
車に乗る子供は7歳の誕生日を迎えるまではチャイルドシートを使用する必要があります。チャイルドシートの承認基準は①NZと豪州の共同規格②米国規格③欧州規格の3種類があり有効期限内のシートを使用しなければなりません。規則に違反した場合は運転手に罰金$150が課せられます。
チャイルドシート着用
WOF(車検)は車が必要な安全基準を満たしていることを確認するための定期検査です。新車以外は毎年検査が必要で車の初回登録が2000年1月1日以降の場合の有効期限は12ヶ月、それ以前は6ヶ月になります。WOFを受けず有効期限が切れた車を運転した場合などの違反には罰金$200が課せられます。